美味しいかも〜ん

関東(西武ライオンズ本拠地)在住の阪神ファンが書いているブログです。
私が近頃行ったお店やホテルの紹介を中心にできるだけ写真をつかいながら紹介していきたいと思ってます。みなさんが行かれるときの参考になれば幸いです。






鳥榮に行こう!
 予約の取り難い店と有名な?鳥榮さんのご紹介です。
 運良く予約が取れましたら楽しみに行きましょう。きっと期待に答えてくれると思います。
 予約は真冬ではなく、夏に近い季節なら取り易いと思います。

 本題の前に私の好きな鍋をご紹介。
 前回紹介のなべ家のねぎま鍋、鳥榮の軍鶏鍋、京都大市のすっぽん鍋この3つが今考える3大鍋でございます。
共通は主役は基本的に一つと言うことです。寄せ鍋なども美味しいですが、いろんな味がまじりあって汁は甘くなるし、これらの鍋に比べるとやはり好みではありません。
 当然すっぽん鍋ならどこでもいいというのではなく大市のが良いんです。他とはすっぽんの味が違いましたし、その雑炊は今まで食べた中で一番の美味しさでした。残念なのは土鍋の保護のためおこげはとってはいけませんときつく注意を受けることです。

 横道にそれすぎました今回は鳥榮のご紹介ですよね。
 それではまずは行き方から。
 地下鉄の湯島の駅の近くです。山手線なら御徒町か上野が最寄り駅となります。なれたら上野から不忍池を周って行けば人込みは避けられます。分かり易いのは御徒町からの方でしょう。
 御徒町の一番上野側の出口から出て松坂屋方面(山手線内側、改札出て左)に行きます。アメ横の入り口のある方です。後はまっすぐ湯島の方へ池之端文化センターを目指してください。鳥榮は池之端文化センターの向かい側にありますので、御徒町から松坂屋前を通り広い道をまっすぐ行くと(約10分)湯島のところの大きな交差点に出ます。そこにある池之端文化センターの案内看板に従って行って下さい。そこが鳥榮です看板からは一分くらいです。
 不忍池方面からの写真です。道を越えて向こう側が池之端文化センターの敷地になります。鳥榮の周りはラブホテルだらけで決していい環境ではありません。なべ家も三業地のため良くありません。周りが変わっていってしまうんですね。なべ家は三業地だからもともとかな。


 小さな暖簾しかかかっていません。予約なしでは入れませんのでご注意を。行けばなんとかなる店ではありません。一日多くて5組までしかとらないはずなので(火鉢の卓が5卓しかないので)一組4人として一日20人くらい、その一人に選ばれたのですから存分に楽しんでください。ちなみに予約は2名以上からとなります。


 お店に入ると二階に案内されます。ちなみに一階は調理場とトイレとなります。二階の部屋数は3室一番大きな部屋は3卓の合席になります。一等席は階段上がったすぐの部屋となります。
今回は狭いほうの個室(夏場等風通しよくする為たまに障子が開いて個室ではなくなりますが)


 外観からも分かるようにエアコンの設置はございません。よって団扇が用意されております。炭火を使いますから真冬でも暖房なしで暖かいです。よって夏場の暑さは気温+遠赤外線ですからそりゃーもう。真夏につれて予約が取り易いのはそう言う訳でして、これも味と思って行って下さい。


 セッティングは畳の上にされています。これは炭火はとても暖かいため火鉢のテーブル(以下卓と呼びます)の上に置いて置くととても熱くなり持てなくなるからです。火傷することも考えられるので決して卓の上に物は置かないことをお勧めします。最初の時は女将さんが注意してくれるはずですが。いきなり床はいやと上に上げないようご注意申し上げます。これも味です。



 右側を見るとスープが入った入れ物とナプキン、爪楊枝、お箸、山椒、醤油、お塩、魔法の液体(中身はお店に聞いてください)が置いてあります。


 席に着くと女将さんがご挨拶炭火を持ってご登場です。卓に炭をセッティングここからは暑さとの戦いとなります。鉄鍋をセットしてスープをそそぎ魔法の液体をいれてスープが沸くのを待ちます。人数が多いとき(6人くらい)の時はその分大き目の鉄鍋になります。
飲み物はビール(サントリー黒ラベル、以前はずっとアサヒでした)と日本酒、ジュースくらいです。ウーロン茶あったかも。緑茶でいくてもありますよ。

 ビールの横にあるボタンこれは各部屋にございます唯一の電化製品、呼び出しブザーでございます。これを押すと調理場の方からブー、確認しますとお返事のブーが聞こえます。しばらくすると女将さんがご登場、飲み物の追加等をお願いしましょう。

 突き出しのお漬物を食べながらスープが沸くまで待つことになります。
以前は品川巻きが3本くらいでておりました。ゆっくりですが微妙な変化はしています。


 頃合いを見計らって女将さんお肉とねぎと豆腐を持って登場です。


 具材はこれだけでございます。女将さんが入れてくれますので、まかせましょう。うちらは勝手にやりますのでこれは私がセットしたものです。


 食べ方は肉に火が通ったら大根おろしに醤油、好みで山椒を振っていただきます。まーなんとシンプルでしょう。自宅でもできそうですね。でもできないんです。

 肉をかみ締めるととても香りが良いんです、臭みなんてありません。あー肉の質がいいんだなと素人にもわかります。ここで美味しいと思えないとこの後はかなりつらい時間を過すやもしれません。今までの感じでは冬の方が肉がジューシーで美味しいとおもいます。冬場は鶏も運動不足で脂肪がたまりますかね。
 正肉もこの後のつくねも追加することはできますので気に入ったら追加しちゃいましょう。今回は正肉を追加しました。もちろん無料ではありませんのであまりに頼みすぎてお帰りのお支払いで一気に冷え込まないよう限度は守りましょう。おろしもなくなる前に頼むのを忘れずに。

 食べ終わる頃に女将さんがお塩が入った蕎麦ちょこを持ってきます。
 これに鍋に残ったスープを入れて飲みます。後の人のことを考えてスープの取りすぎには十分ご注意を喧嘩の元になりかねません。このときスープを追加するのは極力しないようにしましょう味が薄まります。極端に減ってれば別ですが。日本人に生まれたことを感謝する一瞬です。美味しいので横にあるスープを飲んでもみてもそんなに美味しくありませんがっかりするだけです。こんなにエキスがでているんだなと実感はできますが、無理してやる必要もないのではないでしょうか。
 綺麗になくなりました。

 この辺で鳥榮の凄さが実感してきたのではないでしょうか。
 美味いなーと、とっぷりしていると、何やらとんとことんとこ新興宗教の太鼓の様な音が響いています。もしや鳥榮教にでも入信させられるのではと思いつつ。

 飲み終わったら鉄鍋に9分くらいスープを張っときます。
 次はたたき(つくねにする)の登場です。             
 そうです先ほどのとんとこは調理場で鶏肉を2丁包丁でとんとこミンチにしていたんですね、大根おろしといいご苦労様です。

 玉子を溶いて蓮華でまとめてつくね(団子)にして鍋に入れて行きます。もちろん女将さんがやってくれますよ。しかしうちは勝手にやるのでほっとかれます。4、5年前までは名物大女将がご健在ですべての鍋を仕切ってらっしゃいました。その頃はミンチをやや硬めにしてお箸で上手につみれにまとめておられました。うちはそのころより大女将の免許皆伝のためと言うか勝手にやってたので今でも箸でまとめたりしています。お店も気を使ってくれてやや硬めにミンチにしてくれますので出来るの訳ですが、箸でまとめると真ん中に空間が作れるのでふわっとした感じに仕上がります。
 玉子も浮いていい感じです。

 焼き鳥屋で食べていたつくねと鳥榮のつくねあー別物だなって感じです。
正肉も美味かったがつくねはなお美味い。大根おろしに醤油もいい。あっという間にご馳走さまです。

 さて、つくねを食べ終わったら、さー飲まずにはいられないスープの出番。さっきの蕎麦ちょこにお塩を入れてスープをすくいます。
おーーなんとなんとさっきのスープも美味しかったがこれに比べればまだ出来損ない、なんてやつだこいつは。
う・ま・いぞーーー(ミスター味っ子風に)
さーさ、たたきの追加を、しかしこのタイミングではやや遅い、たたき食べる前に追加はしといた方が無難でしょう、なにしろ手でたたくんですから。

 飲み終わったらお約束スープを鍋にはりましょう。
 ここまでで1、2回はスープもお替り必要となります
 御飯とお新香が運ばれてきます。

 残ったおろし醤油と好みでお塩を足してスープをかけてスープ茶漬けにしていただきます。

 これが普通の食べ方ですが、つくねをいくつか残しておいて具にしてたべたりしています。
 実はこの御飯、とても美味しいですよ。私の飲食店で食べる御飯の第一位なんです。一粒一粒存在感があるとても美味しい御飯なんです。こんなところにも隠れた一品がございます。前に聞いた話では新米の季節になると大分から始まって最後は福島のお米になると聞いた事があります。今回はまだ新米ではないそうです。それでも美味かったです。

 美味いもん食べた後はやっぱ緑茶でしょ。懐石とかにいきますと焙じ茶が多いんですよね。私は緑茶がいいなーと思いつつ、夜はふけて行きます。


 だいたい一人8000円から1万円くらいです。追加のお肉と飲み物で変化します。











書いた人 toracyan | 東京 | comments(0) | trackbacks(0) |



SUN MON TUE WED THU FRI SAT
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    
<< October 2006 >>