今回は東京南大塚にあるなべ家さんに行って参りました。
江戸料理研究家の福田さんがやってらっしゃる江戸前料理のお店です。
じゃどれが江戸前と言われると答えに苦しむところもありますが。
季節によりメニューが変わります。コース料理のみです。
4月ねぎま鍋(なべ家のなべ家たる基本の料理。なんとも美味しい一度食べてみてください。鮪の質が違います)

5月木曽川の川鱒(皮がパリッと焼けて新しい発見。身よりも美味しいくらい)
6月〜9月中旬郡上八幡の鮎(頭からがぶりと行きます。最高の焼き加減です)

8月鮑
9月中旬〜落鮎と松茸
11月〜3月河豚、蓬莱鍋(寄せ鍋)
どれも季節感があり美味しい料理ですが、特に選べと言えばねぎまと焼き鮎は別格に美味しく、次に落ち鮎と松茸という感じでしょうか。焼き加減の妙を味わえるお店です。焼く人が焼けばこんなに美味しいんだと言うのが実感できます。河豚の白子焼きなどは格別ですがお値段も格別かなと言うのもあるので、まずはねぎまか鮎あたりがよろしいかと思います。
じゃ行き方から、山手線大塚駅南口下車すると左のほうにバッティングセンターの看板が見えます。


そこの脇を中に入ると道が二股に分かれてますので右へ、すぐに路地がありますので、そこに入るとなべ家があります。駅から5分くらいで着きます。


お部屋食のみでカウンター席などはありません。部屋は4部屋(一階に1部屋、二階に3部屋で1部屋はテーブル席です)今回は一階のお部屋です。この部屋は掘り炬燵式になっています。

前菜です。玉子焼き、目刺し、梅しぐれが定番です。ここの玉子焼きは私のお気に入りです。味は甘めに仕上がっています。玉子焼きではここのか弁天山美家古鮨の玉子が私は好きです。

お椀は豆腐となめこの清まし汁仕立て(ここの出汁も独特の個性があります)

お造りはしめ鯖 毎度うまいんだ。辛子がポイントです。お造りは青背の魚が多いです。醤油で食べるのは珍しく煮切り酒で出してくることが多いです。ちょっと江戸前料理の片鱗がうかがえます。春あたりにでる鰹もとても美味しい一品です。

付け焼きにした松茸です。醤油ベースの焼きたれです。香りをという方にはやや物足りないかも。ひとり一本分くらいですかね。

ぶっかけ蕎麦 いつの季節でも必ず出るのがこのお蕎麦と玲瓏豆腐です。薬味の辛味大根の辛さがたまりません。お蕎麦は神田まつやさんから仕入れているそうです。料理屋のお蕎麦と侮るなかれ本格的ですよ。

この季節メインの一つ落ち鮎(子持ち)の煮びたしというか甘露煮ですかね。ほろほろに崩れる寸前まで煮込んだ一品です。日本酒がすすみます

松茸雑炊 この店の特徴として黒胡椒を砕いたものを良く使います。

焼き柿とマスカット
玲瓏豆腐(こおりとうふと読みます締めの定番です。寒天と豆腐、黒蜜のさっぱりした感じがとても良く、デパ地下にだしたら行列まちがいなしでは)

そんなかんだでビールと日本酒飲みまして一人21000円くらいとなりました。
次回は予約のとれない店鳥榮のご紹介をしましょう。